The Construtions C
 
地下都市構想・アリスシティー
1992年制作。クレセント・ボード100、画面サイズ(475×688mm)リキテックス・水彩ガッシュ・透明水彩使用。
 1990年発表された運輸省による大深度地下開発推進調査は、夢のような地下都市や高速地下輸送システムを見出したものであった。大深度とは、地下50m以上を指す。地下都市構想が現実味を帯びてきたその背景には、地上環境の整備維持状況にある。爆発的に増え続ける人類が、今後地球生態系をいかにして維持していくかが大きな問題なのだ。
 
インフラストラクチャー
1991年制作。クレセント・ボード100、画面サイズ(688×475mm)リキテックス・水彩ガッシュ・透明水彩使用。
 インフラストラクチャーの構築をいかにするかが今後の都市作りの大きな課題となる。コージェネレーション・システムを大規模化した省エネルギー都市は、太陽光や地熱発電などと共に、システム化された電子通信基盤に支えられ最大限に地下を利用することになる。zoom
 
大深度地下の利用
1991年制作。クレセント・ボード100、画面サイズ(475×688mm)リキテックス・水彩ガッシュ・透明水彩使用。
 地下は様々な利点が存在している。開発・開発と連呼されると、いかにも環境汚染のイメージが押し寄せてくるが、本当の開発とはいかにして現在の生態系を維持するかにあり、そのための新しいテクノロジーが必要不可欠である。地下にはこれらの要素がいくつも考えられる。
 
The Construtions C