1/3Guitar pot 01 02
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 ポット。可変抵抗ですが、こんなものを手作りしたことはありません。ポットの構造はそれ程難しいものではなく、むしろ単純なものといえます。しかし、円形の抵抗体やそれを走る電極などを手作りしろとは誰もが思わないでしょう。秋葉原などではさまざまな大きさや色んなタイプのボリュームが売られており、これを使わない手はありません。そこで早速使えそうなタイプを何種類か入手してテストすることにしました。

 ここで使用したのは250KΩです。実物と同じものを使っています。これに本物らしく外皮を被せ、それらしく整えていきます。下の図面をみてください。
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 試作品ではABS樹脂板を加工し、電極フレームの基板を作ります。市販の密閉型マイクロポットは裏返しで設置され、真鍮で作られたケースを被せます。赤いバッテンに見えるものは、接続端子です。逆さになることから、クロスさせています。回転軸は取り付け軸との二重構造で、ボリュームの可変用凹に接続されます。被せケースはロー付けによる蓋加工をしますが、コントロール軸はピックガードから出る部分を同軸のパイプで包み、ハンダ付けにより接続させます。このことで、スリ割り加工の補強と共に、本物らしさを出すことかできます。市販のマイクロ・ポットが背が高いものだったので、できあがったケースも実物と比べると背が高くなってしまいました。^^;;

 下の写真は組み立てる部品が出来上がったところです。穴の開いた真鍮板は、試作電極基板(ABS樹脂)を作るための治具です。その右にあるものは、被せケースを磨くためリューターで銜えられるように作った治具です。基本的に円筒系を研磨するのは、すべて回転させて行われます。

 一番下の写真が、このPotを製作するために用意されたものです。右側真ん中の治具が、電極を作るための治具。一番下の治具は、電極を作るための治具です。このポット、実際でもメーカーによって色々と異なり、使う本人の好みもあり、一概に断定はできないと聞きました。ただ、1/3で言えることは、使用したマイクロポットが元々ドライバー等で調整するもので、トルクが非常に重いものになってしまったのが残念です。ま〜実際に演奏を目的としていないものであることだし、電気的に解決すればいいことにしましょう。

 
 
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